芝野王座が勝ちタイに 囲碁王座戦

囲碁の第69期王座戦五番勝負の第2局が12日、神戸市で行われ、芝野虎丸王座(22)が201手までで、挑戦者の井山裕太四冠(32)=棋聖・名人・本因坊・碁聖=に黒番中押し勝ちし、対戦成績を1勝1敗とした。第3局は19日に新潟県南魚沼市で打たれる。

今月9日が誕生日だった芝野王座は、22歳になって初の対局を白星で飾った。

第67期(令和元年)の五番勝負で井山四冠からタイトルを奪取した芝野王座だが、2年の名人戦七番勝負では1勝4敗で失冠。今年7月に決着した本因坊戦七番勝負では、3勝1敗とリードしながら井山に3連敗し、奪取はならなかった。最大3冠だった芝野王座が今期の王座戦で失冠するようなら、約2年ぶりに無冠に転落してしまう。

8日に打たれた「大和ハウス杯 第60期十段戦」の本戦2回戦で大西竜平七段との〝竜虎対決〟を制した際には「調子がよくないので(王座戦の)タイトル戦と意識せず、一局一局精いっぱい打っていきたい」と話していた芝野王座。この日は冷静な判断力をいかし、井山四冠を寄り切った。