キャディー骨折を案じ好発進 〝元女王〟上田桃子首位タイ

【女子ゴルフ『伊藤園レディスゴルフトーナメント』第1日目】2番ホール キャディーを務める辻村明志コーチとともにグリーン方向を見つめる上田桃子=千葉県長南町のグレートアイランド倶楽部 (撮影・戸加里真司
【女子ゴルフ『伊藤園レディスゴルフトーナメント』第1日目】2番ホール キャディーを務める辻村明志コーチとともにグリーン方向を見つめる上田桃子=千葉県長南町のグレートアイランド倶楽部 (撮影・戸加里真司

女子ゴルフの伊藤園レディース第1日は12日、千葉県グレートアイランドC(6741ヤード、パー72)で行われ、35歳で国内通算16勝の上田桃子が4バーディー、ボギーなしの68で首位タイにつけた。

最大瞬間風速16・8メートルと強風が吹き荒れた。スコアメークに苦しむ選手が多い中、ベテラン上田は動じない。「風は嫌いじゃあない。風を読み、どこから攻めたらいいのかイメージする。むしろ集中力を出せた」。風を計算していつもと違う攻めを見せた。

17番(パー3)、ピンは左から4メートルに切ってある。風は左からのフォロー。「右からのドローで攻める。でも風が強い日は、つい置きにいくショットになる。それだと曲がってしまう」と冷静に分析し、普段より小さめの6番アイアンでしっかり振り切った。

ボールは風に左右されることなく、思い描いた弾道でピン手前5メートルへ。きっちりバーディーを奪うなど初日ボギーなしの4バーディー。4アンダーで首位タイ発進である。

今大会、師事する辻村明志プロがキャディーを務めた。前日、車から降りた際に左足の指を骨折。患部を固定してバッグを担ぐ姿に「負担をかけたくない」と最短距離の攻略を心がけた。「頭の中の成長、技術的にも見せられたかな」と上田は笑う。稲見、古江の若手の女王争いが話題になる中、2007年の〝元女王〟が貫禄を見せた。(清水満)