崩落土砂で海岸埋め立て、緑地化へ静岡・熱海市

熱海で発生した土石流の現場=令和3年7月、静岡県熱海市(桐山弘太撮影)
熱海で発生した土石流の現場=令和3年7月、静岡県熱海市(桐山弘太撮影)

静岡県熱海市の斉藤栄市長は12日、7月の大規模土石流で崩落した土砂を使って市内の海岸を埋め立てた上で緑地化する方針を記者会見で明らかにした。公園や広場として活用する。地元の理解が得られ次第着工し、令和6年度中の完成を目指す。

市によると、崩落土砂約5万6千立方メートルのうち約4万1千立方メートルを投入する。神奈川県小田原市の不動産管理会社が起点に搬入した盛り土も含まれるとみられる。

静岡県によると、盛り土とみられる土砂から基準値を超えるフッ素が検出されたが、熱海市は「海中には元々フッ素が豊富に含まれており、海中での活用は問題ないと判断した」と説明した。

土石流では26人が死亡し、1人が行方不明のまま。起点の盛り土が被害を拡大させた可能性があるとして、県警は10月、業務上過失致死容疑などで不動産管理会社や元幹部の自宅を家宅捜索した。

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