欧米、ベラルーシを非難 安保理が難民問題協議

ベラルーシとポーランド国境のフェンス付近に集まる子どもたち=11日(ロイター=共同)
ベラルーシとポーランド国境のフェンス付近に集まる子どもたち=11日(ロイター=共同)

国連安全保障理事会は11日、ベラルーシ西部のポーランド国境で、欧州連合(EU)域内に入ろうとする中東などからの難民や移民が立ち往生している問題を非公開で協議した。会合後、米国や英国など欧米7カ国は、ベラルーシ当局が政治目的で人々の生命を危険にさらしていると非難する共同声明を発表した。

一方、ロシアのポリャンスキー国連次席大使は記者団に対し、今回の難民問題は安保理で解決すべきテーマではないとの認識を示し、欧米諸国をけん制した。常任理事国で拒否権を持つロシアはベラルーシ擁護の姿勢を明確にしており、安保理が一致した対応を取ることは困難だ。

共同声明は「ベラルーシ当局は、移民を利用してEUに圧力をかけても成功しないことを理解すべきだ」と強調。「悲惨な状況」に懸念を示し、支援の必要性を指摘した。(共同)