新潟に息づく横田めぐみさんへの思い 青いバラと映画館

池田さんは「和田さんのように思いを寄せてくれる方々が全国に多くいると思う。そうした思いを集め、政府を動かしたい」。帰国が実現した暁には「私も空港に駆け付け、めぐみさんに青いバラを手渡したい」という。

店内には、かわいらしいグラスに入った小さなものや、生け花のような大きなものなど6種類ほどの商品が並ぶ。価格は1千円台から1万円台までさまざま。「遠く京都からも注文が入っている」(和田さん)

「めぐみへの誓い」を約3カ月間にわたって上映した映画館「シネ・ウインド」=新潟市中央区(本田賢一撮影)
「めぐみへの誓い」を約3カ月間にわたって上映した映画館「シネ・ウインド」=新潟市中央区(本田賢一撮影)

めぐみへの誓い

拉致現場から南に約2キロのところにある映画館「シネ・ウインド」(新潟市中央区)。めぐみさんら拉致被害者と救出活動に奔走する家族の闘いを描いた映画「めぐみの誓い」(野伏翔監督)を8月13日までの約3カ月間、ロングラン上映した。同一映画をこれだけ長期間上映するのは、同館では異例のことだ。

同館支配人の井上経久(つねひさ)さん(53)は「1人の少女が突然両親の前からいなくなったという事実を、私たちはもっと私ごととして考えなくてはいけない。この映画の上映が、市民が拉致問題に関心を持つきっかけになれば」という。

この映画を見た同市東区在住の50代の主婦は「めぐみさんが拉致されるシーンが悲しかった。一刻も早い帰国を願わずにはいられなかった」と感想を語った。

県内では、自民党県議でつくる拉致議連が拉致問題で街頭演説を行うなど活発に活動。8月には、県内の全30市町村長が拉致被害者の早期救出を求めて活動する会を設立した。

夢かなうまで、その歩みは止まらない。(本田賢一)