伊東、勝利引き寄せる先制ゴール

日本―ベトナム 前半、攻め込む伊東=ハノイ(ⓒJFA)
日本―ベトナム 前半、攻め込む伊東=ハノイ(ⓒJFA)

11日に行われたサッカーの2022年ワールドカップ(W杯)カタール大会アジア最終予選B組第5戦で日本はハノイでベトナムを1―0で下した。

日本が誇る韋駄天が敵地で勝利を引き寄せた。伊東は前半17分、南野の左クロスをゴール前に勢いよく走り込んで押し込み、先制点を奪った。28歳は「いいボールが来たので触るだけだった」と振り返った。貴重な得点で攻めあぐねていた重い空気を一変させた。

存在感は増している。前半40分には左サイドを突破し豪快にシュートを突き刺した。ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入で取り消されたものの敵に脅威を与え続けた。終盤には自陣で体を張ってピンチの芽を摘んだ。攻守で勝ち点3に貢献した。

危機感が胸にある。最終予選で2敗目を喫した10月7日のサウジアラビア戦後には「難しい状況になったがチャンスはある。自分がチームを引っ張っていければいい」と口にした。言葉どおり、自らの働きで状況を好転させている。W杯をつかむ原動力になる。(川峯千尋)