世界ボクシング協会(WBA)ミドル級スーパー王者の村田諒太(帝拳)と国際ボクシング連盟(IBF)王者のゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)が12月29日にさいたまスーパーアリーナで王座統一戦を行うと発表された。11月12日に東京都内で開かれた記者会見での村田の一問一答は以下の通り。
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-―強敵のゴロフキンとの対戦が決まった
「プロになって8年間追い求めていた舞台を用意していただき、本当に幸せ。(ゴロフキンは)ミドル級史上最強と言っていい選手。拳を交えることが本当に楽しみ」
--ゴロフキンとは2014年にスパーリングを行った
「ゴロフキン選手の強さを実感したが、自分が通用する部分を感じた。世界の壁の厚さ、高さを感じると同時に、登りたい気持ちになった。ようやく試合をするにふさわしい立場、実力になった」
-―どんな闘いを見せたいか
「これは歴史の一部。(世界的に選手層の厚い)ミドル級の統一戦を日本ででき、ましてや日本人が出ることは、手前みそだが、なかなか難しいこと。この一大イベントが大成功して、今後のボクシング界、スポーツ界に少しでも寄与できれば、われわれが闘う意味はより大きくなる」
―新型コロナウイルス禍で試合は約2年ぶり
「自分はどういう人間なのか、自分の内側に向き合えた。個人としてはそこまでネガティブには捉えていない。試合勘はやってみないと分からないが、練習はずっとやってきた」
「強いのを見せたい、それを思ってボクシングを始めた。強いという評価が人より下なのは嫌。自分が強いんだとこの試合で見せたい」
--集大成の試合となるのか
「それは終わってみないとわからない。まだ答えることはできない」