村元・高橋組、ライバル上回る フィギュアNHK杯

【フィギュアスケートNHK杯 1日目】アイスダンスRD 村元哉中・高橋大輔組の演技=国立代々木第一体育館(撮影・桐原正道)
【フィギュアスケートNHK杯 1日目】アイスダンスRD 村元哉中・高橋大輔組の演技=国立代々木第一体育館(撮影・桐原正道)

フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦、NHK杯は12日、東京・国立代々木競技場で開幕し、アイスダンスのリズムダンス(RD)で村元哉中、高橋大輔組(関大KFSC)は70・74点で6位につけた。

初の国際スケート連盟(ISU)公認スコアで70・74点。村元、高橋組が昨年末の全日本選手権から2・91点を上積みし、結成2季目の進化を見せた。

ヤーレンソーラン-。長髪を後ろで束ねた黒い衣装の高橋と、艶やかな赤に身を包んだ村元が、ソーラン節の歌声に乗った。1番滑走にも「ワクワクがあった」と村元。手の動きで波を表現するなど、リンクを海原に見立て、息ぴったりに滑った。

高橋は週3回の陸上トレーニングを積み重ねて肉体改造。「全体的に体がひと回り大きくなった」との言葉通り、見た目にも二の腕はたくましくなった。氷上練習の成果で、互いのポジショニングやスケーティング技術も高めた。

この日は「安定感が出てきた」と手応えを語っていたリフトで魚を釣り上げる様を描くと、最高難度のレベル4を獲得。2人でターンを繰り返すツイズルも磨きがかかった。

五輪代表を争う小松原美里、小松原尊組(倉敷FSC)の7位を上回る6位スタート。村元は「一つ一つのエレメントを自信を持って滑ることができた」とうなずいた。

北京冬季五輪シーズンは幸先よく幕を開けた。初戦の米フロリダでの大会はISU非公認ながら合計214・44点で優勝。昨季の世界選手権3位に相当する高得点だった。12月の全日本まで続く五輪代表を懸けた戦いに「僕たちは毎回、百パーセントを出すことが必須。どんどん上げていきたい」と高橋。まずは13日のフリーダンスに全力を注ぐ。(田中充)