米中首脳会談でコロナ起源議論へ 国務長官、経済切り離し否定

ブリンケン米国務長官(ロイター=共同)
ブリンケン米国務長官(ロイター=共同)

ブリンケン米国務長官は10日、バイデン米大統領と中国の習近平国家主席のオンライン会談が近く開かれると明らかにし、新型コロナウイルスの起源調査を含むあらゆる問題が議論されるとの見通しを示した。米中関係に関して科学技術や経済の「切り離し(デカップリング)」を目指さない考えも表明した。米紙主催のオンラインイベントで語った。

米中会談は来週開催の見方が強まっている。中国は、湖北省武漢のウイルス研究所流出を仮説の一つとして挙げた起源を巡る米調査報告書を「政治的だ」と強く批判しており、バイデン、習両氏の間で激しいやりとりになる可能性がある。

ブリンケン氏はウイルス起源の解明は「非難するためのものではなく、何が起きたかを理解し、再発防止をするものだ」と述べ、中国が起源調査に協力して必要な情報を共有するよう要求。対中経済政策については「デカップリングをしたり、貿易や投資を止めたりすることはない」と強調。一方で中国による技術や知的財産の窃取は阻止する考えを表明した。(共同)