新閣僚に聞く

末松信介文部科学相「将来的には30人学級目指す」

初めての閣議後記者会見に臨む末松信介文部科学相=5日午前(大泉晋之助撮影)
初めての閣議後記者会見に臨む末松信介文部科学相=5日午前(大泉晋之助撮影)

--公立小学校の学級人数の上限が35人に引き下げられた。今後、少人数学級をどのように進めていくか

「きめ細かな指導は小学校のみならず、中学校でも必要性は変わらない。(学級人数の)引き下げを計画的に進める中で、教育活動に与える影響について実証的な研究を行い、中学校の35人学級化やさらなる少人数化を含めて指導体制を考えたい。将来的には30人学級を目指すべきだ」

--学校現場には長時間労働など働き方改革の課題もある。どう対処するか

「現場の先生が疲弊していることは確かだ。教員に代わってできる仕事については、業務支援員の方々にお願いしていく。そのための予算も確保し、現場の負担を解消できる対応を考えたい。部活動の地域への移行も進めたい」

--岸田文雄政権では、科学技術立国を実現するため「10兆円規模の大学ファンド」を表明している

「世界に伍(ご)する研究環境の整備や若手人材の育成強化を目指すファンドは文部科学省の高等教育分野の目玉政策だ。4兆5千億円の運用から始め、残りの5兆5千億円も政府内で調整して早期に整えるようにする」

--優秀な研究者が拠点を海外へ移す「知の流出」についてはどう対処するか

「学究に国境はない。日本はネットワークを築いていくことを考えていかなければならない。米国には米国の、ドイツにはドイツの得意分野がある。(国家間で)頭脳の互換性を考える必要性がある」