ヤクルト塩見、3点適時打でG菅野をKO 日本シリーズ王手

【プロ野球CS2ヤクルト対巨人】6回 3点適時三塁打を放つヤクルト・塩見泰隆=神宮球場(撮影・長尾みなみ)
【プロ野球CS2ヤクルト対巨人】6回 3点適時三塁打を放つヤクルト・塩見泰隆=神宮球場(撮影・長尾みなみ)

プロ野球のクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージは11日、レギュラーシーズン1位のヤクルトが3位巨人を5―0で下した。

会心の一打で三塁に到達すると、ベンチに向かって両手を突き上げた。ヤクルトの塩見は2-0で迎えた六回2死満塁、巨人・菅野の勢いが落ちた直球を見逃さなかった。「追い込まれていたし、なんとかバットに当てようと思った」。脇を締め、バットを縦気味に鋭く振り抜き、左中間を破る3点適時三塁打。チームの2015年以来となる日本シリーズ進出に王手をかけた立役者は「たまたまじゃないですかね」と照れくさそうにはにかんだ。

この日は三回の二塁打を含め長打2本。10日の第1戦も一回に俊足を生かして先制点を奪うなど、ファイナルステージに入ってから2日連続でお立ち台に上がる好調ぶりだ。

レギュラーシーズン終了後、好調時の動画を何度も見直した。「ボールを長くみること。上体が流れないようにして一発で仕留める」。原点に立ち返るトレーニングの成果を発揮し、巨人のエースをKOした。「やってきたことがつながった」と胸を張った。

2試合無失点で失策もなし。そつのない戦いぶりで日本シリーズの切符をほぼ手中にした。後は12球団ナンバーワンの得点力が爆発すれば怖いものはない。「明日以降も積極性を忘れずに攻める姿勢で戦っていく」。28歳の1番打者がその先陣を果たす。(五十嵐一)