菅野、六回に力尽きる 後がなくなった巨人

【プロ野球CS2ヤクルト対巨人】6回 ヤクルト・塩見泰隆に3点三塁打を打たれ、マウンドを降りる巨人・菅野智之の表情は悔しそう=神宮球場(撮影・中井誠)
【プロ野球CS2ヤクルト対巨人】6回 ヤクルト・塩見泰隆に3点三塁打を打たれ、マウンドを降りる巨人・菅野智之の表情は悔しそう=神宮球場(撮影・中井誠)

プロ野球のクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージは11日、レギュラーシーズン1位のヤクルトが3位巨人を5―0で下した。

100球を超え、限界が近づいていた。巨人の歴戦のエースも耐え切れなかった。先発・菅野は0-1で迎えた六回、2死満塁でヤクルト代打川端に四球で押し出しの追加点を許すと、続く塩見に速度が落ちたこの日113球目の直球を左中間に運ばれ、さらに3点を失って降板。周囲の期待に応えきれずマウンドを去ったエースは首を振って苦笑いした。

6日の阪神とのCSファーストステージ第1戦は7回98球で無失点に抑えた。「彼は巨人の(エースである)背番号18。期待するものは大きい」と宮本投手チーフコーチ。7日の阪神戦は高橋が二回途中、10日のヤクルト戦は山口が四回までと先発が試合を作れなかった。勝負強さを見込まれ、日本シリーズ進出を目指すチームの命運を託されて中4日でマウンドに立った。

今季は体調不良などで4度も出場選手登録を抹消され、金メダルを狙った東京五輪の代表も辞退。レギュラーシーズンは6勝にとどまった。「シーズンを戦えなかった悔しさは常に持っている」と前を向いてきたが、悔しい結果になった。(五十嵐一)