プロが指南 就活の極意

企業が採用基準で最重要視する人柄とは

スーツ姿で会社説明会の会場に入る学生ら=3月1日、大阪市住之江区
スーツ姿で会社説明会の会場に入る学生ら=3月1日、大阪市住之江区

企業が社員採用時に求める資質は、16年間連続ダントツで「コミュニケーション能力」が第1位となっています。コミュニケーションは挨拶・会議・商談・プレゼンテーション・トラブル対応・報告書作成などさまざまで漠然としています。ただ明確なのは、コミュニケーション力は目的ではなく手段として求めているということです。コミュニケーション力があるから内定を出すわけではなく、コミュニケーション力があった上で何ができるのかが問われていることを理解しないと企業が求めている人材にマッチせず、選考で思うような成果につながらないということになってしまうので注意してください。

それでは企業が学生に求めているものは何でしょうか。リクルートキャリアが実施している採用担当者と就活生へのアンケート結果をまとめた「就職白書」では、企業が学生を採用する上で重視している基準を公表しています。

企業が採用基準で重視する項目

①人柄 93.1%

②自社/その企業への熱意 78.3%

③今後の可能性 68.9%

1位になったのは「人柄」となっていますが、「人柄」という言葉のままではかなり漠然としています。そのため、どのような人柄が評価されるのか判断が難しいと思う人もいるかもしれません。大きく分けると次の2つに大別されるかと思います。

1つ目は「性格」です。性格については、これまでにさまざまな研究が行われてきましたが、現在では、遺伝による「気質」と育った「環境」との相互作用によって性格が形作られる、と考えられています。

性格は、人柄を構成する要素の中で最も変化しにくい要素とされており、就職活動においても面接の場で、幼少時から「どのような人だったのか」を質問することで学生の人柄を判断しようとする企業は多いのです。

『自主性』『忍耐力』『素直さ』『誠実さ』『好奇心』『成長意欲』『協調性』『明るさ』など細分化するとさまざまな項目が出てくる性格ですが、新卒学生に対して求める要素は「素直さ」や「誠実さ」といった「一般的に良い性格かどうか」を挙げる企業が大半となっています。