米中、温暖化対策協力で共同宣言 COP中に異例の発表 

【グラスゴー(英北部)=板東和正】米国と中国の両政府は10日、国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)での交渉を巡り、温暖化対策に協力することを盛り込んだ共同宣言を発表した。英メディアによると、COP期間中の両国による共同宣言は異例。世界最大級の温室効果ガスの排出国である2国が協力姿勢を打ち出すことでCOP26の交渉を後押しする狙いがあるとみられる。

英紙ガーディアンなどによると、米中は共同宣言で、気候変動対策の国際枠組み「パリ協定」の目標を達成するため、二酸化炭素(CO2)より温室効果が高いメタンの削減などで協力する方針を示した。

中国の気候変動問題担当特使である解振華氏は10日、ガーディアンなどに「気候変動はますます緊急の課題となっている」と指摘。「(米中とも)現在の取り組みとパリ協定の目標にはギャップがあると認識している」とし、両国が協力する意義を強調した。