統合手続き「一点の曇りもない」 関西スーパー社長明言

記者会見で話す関西スーパーマーケットの福谷耕治社長(右)=10日午後、大阪市中央区
記者会見で話す関西スーパーマーケットの福谷耕治社長(右)=10日午後、大阪市中央区

関西スーパーマーケットの福谷耕治社長は10日の記者会見で、首都圏地盤のスーパー、オーケー(横浜市)がエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリンググループとの統合手続き差し止めの仮処分を申請したことについて、「臨時株主総会で棄権票を賛成票にした事実はなく、関西スーパーに一点の曇りもない」と述べた。ただ、集計作業の詳しい状況などを問われると「司法の場で明らかになる」とし、明言を避けた。

オーケーは9日、10月29日の総会で諮られた統合案が僅差で可決されたことについて「疑義が生じた」として神戸地裁に仮処分を申請した。総会で、ある株主が棄権を意味する白票を投じたのに、関西スーパーが賛成票に切り替えたことで可決に必要な3分の2を超えたとしている。

福谷社長は会見で、この株主が総会までに賛成の議決権を送付するなど賛成の意思表示があったとし、「否決の票を賛成票にしたわけではなく、株主本人からの申し出を受けて合法的に対応した。恣意(しい)的に変更したことは全くない」と強調した。

ただ、集計中に白票を賛成票に変更した詳しい状況や経緯について問われると、「今後、裁判の中で明らかになるので回答は控えたい」などと繰り返した。

一方、H2O傘下2スーパーとの統合後の経営方針については、商品開発や共同仕入れなどを強化しながら、統合後3~4年目に相乗効果を出し、5年目以降に本格的に競争力や収益力を高めていくとした。