前橋のホテル経営者強殺、ベトナム人の男に無期懲役 地裁判決

昨年9月、前橋市のホテルで経営者の堀越つる子さん=当時(71)=を刃物で刺して殺害し、現金を奪ったなどとして、強盗殺人などの罪に問われたベトナム国籍の無職、レ・チュオン・ズオン被告(31)の裁判員裁判で、前橋地裁は10日、求刑通り無期懲役の判決を言い渡した。

弁護側は殺意を否認していたが、判決理由で山崎威裁判長は、刺し傷が10センチ以上の深さにまで達していたとして「人が死ぬ危険性が高いと分かっており、殺意があった」と述べた。被告は事件の5日後に都内の交番を訪れていたが、防犯カメラの映像や、事務所内から採取された指紋などからすでに被告が捜査対象となっており、自首は成立しないとした。

判決によると、ズオン被告は昨年9月10日朝、堀越さんを刺して失血死させ、ホテルの事務所にあった現金約5万5千円を奪うなどした。凶器の刃物は見つかっていない。