ビブリオエッセー

時間を上手に使う発想の転換 「英国式15分家事術―少ない手間でスッキリきれいに暮らす方法」佐藤よし子(大和書房)

この本は短い時間で家事をこなす考え方と具体的な方法を教えてくれる。たった15分もあればそれが可能と知って目からウロコだった。

神戸市内で英国式のフィニッシングスクールを主宰する著者。イギリスの主婦は段取り上手でいつもすっきりと片づいた住まいでお客さまを迎えるそうだ。その段取りで、とりわけ印象に残った言葉がふたつある。

「できることはその場で解決、が一番ラク」。これはちょっと気づいた家の汚れを後回しにせず、その場でささっと拭いたり、整理整頓したりすることだ。家事をためない。うちもコロナ禍でおうち時間が増え、普段以上に家が散らかったり、汚れたりしている。それではと、さっそく実践してみた。

以前の私は週末にまとめて家事をしていたが、毎日使う場所をその時にさっと掃除するだけで週末がずいぶん楽になった。習慣や行動を少し見直すことで気持ちも軽くなる感じだ。以後、ためこむ家事はしなくなった。

それから「気軽にできる、合い間をぬっての15分家事」。少しの時間しかなくても、頭の中で生活の段取りを組んで短期集中型で動くというものだ。短期集中を意識することで、ちょっと拭き掃除をしたり、片づけたり、書類を書いたり…その小さな積み重ねで達成感も得られるようになった。このほかササッと洗濯術や手早く15分クッキングなど生活のヒントが満載。

きれいな家にいると幸せな気持ちになれる。なんでも丁寧に使おうと考え方も変わったし、楽しく活用できるようになってきた。「家事=大変で時間がかかる」という定式は覆った。

うちはあと2週間で次女が産まれる予定だ。少しバタバタしそうだが、この本で学んだ時間の使い方、家事術を生かしたい。

京都市北区 WootanWanWan(28)

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