都心不動産に抵当権、虚偽説明で3億融資 男3人逮捕 警視庁

警視庁=東京都千代田区
警視庁=東京都千代田区

高齢者向け施設を作るという虚偽の事業説明で、60代の女性が所有する東京都港区の土地建物に抵当権を設定したとして、警視庁捜査2課は10日、詐欺容疑で神戸市の職業不詳、飯田正己容疑者(56)ら男3人を逮捕した。土地と建物は最終的に競売で売却されたという。

ほかに逮捕されたのは東京都中央区の職業不詳、倉科徹也容疑者(37)と住居不定、無職の山内得立容疑者(49)。

逮捕容疑は平成29年11月ごろ、港区の土地建物を所有する女性に対して茨城県内に高齢者向けの施設をつくるという虚偽の事業計画を基に、ノンバンクから融資を受けるとし、港区の土地建物に約3億4千万円の融資の抵当権に設定させたなどとしている。

捜査2課によると、融資は山内容疑者が代表を務める会社に実行されたが、うち3億円は飯田容疑者が実質的に経営する会社の運転資金や借金の返済などに充てられたという。女性には「銀行から融資を受けられれば返済するので迷惑をかけない」などと説明していたという。

関係者によると、都心の一等地にある約240平方メートルの土地と建物で数億円の価値があるとされる。