京都・先斗町通すっきり 無電柱化が完了

無電柱化でスッキリした先斗町通。設置した地上機器は京都らしい美装化が施され景観に溶け込んでいる(手前右端)=京都市中京区
無電柱化でスッキリした先斗町通。設置した地上機器は京都らしい美装化が施され景観に溶け込んでいる(手前右端)=京都市中京区

景観や防災能力向上のために電線を地中に埋める京都市の「無電柱化」事業が、京都五花街の一つ、先斗町(ぽんとちょう)のメーンストリート、先斗町通(中京区)で完了し10日、先斗町歌舞練場で記念式典が行われた。5年にわたった工事を終えて、お茶屋が並ぶ先斗町通の風情がよみがえった。

無電柱化は平成28年7月末に着工。今年10月末までに、全長490メートルの通りの全17本の電柱を撤去した。総事業費は約13億円。

先斗町通は、道幅が1・6~4・4メートルと狭く、従来の工法は利用できなかったため、集約した電線を小型ボックスに入れて道の両側の地中に設置する新工法「先斗町方式」を初めて採用した。

式典で門川大作市長は「これから全国で先斗町方式が防災機能の向上と安心安全なまちづくりに貢献すると確信している」とあいさつした。

市は、昭和61年度から御池通や烏丸通などの幹線道路の無電柱化を開始。平成7年度からは、ねねの道(東山区)や花見小路通(同)など観光地を中心とした景観保全目的の無電柱化事業を始め、これまでに計約62キロで完成している。(田中幸美)