資源エネルギー庁が10日に発表した京都府内のレギュラーガソリンの小売価格(8日時点)は、1リットル当たり171円70銭(全国平均169円)で、前週を10銭上回って7週連続で高騰した。昨年11月の価格は138円台で、1年間で33円値上がりした。今回調査では、府を含む25都府県で値上がり、9県が横ばいで、13道県が値下がりだった。
府内では、昨年10月~今年3月初めは130~140円台で推移したが、3月8日の調査で150円台に達した。7月には160円台、10月25日から170円台に入っている。
同庁から委託を受けて調査する石油情報センターによると、原油価格は下がる傾向もみられる。ただ、府内では高値のときに仕入れたガソリンスタンドが値下げや据え置きの判断をしにくい環境にあることが影響している。(平岡康彦)