COP26「40年に新車CO2ゼロ」宣言 日本や米中など参加せず

COP26のイベントで、マスクなしで談笑するジョンソン英首相(右から2人目)、バイデン米大統領(中央)、イスラエルのベネット首相(右から4人目)=1日、英グラスゴー(ロイター)
COP26のイベントで、マスクなしで談笑するジョンソン英首相(右から2人目)、バイデン米大統領(中央)、イスラエルのベネット首相(右から4人目)=1日、英グラスゴー(ロイター)

【グラスゴー(英北部)=板東和正】国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)の議長国を務める英国は10日、全世界の新車販売について、2040年までに走行時に二酸化炭素(CO2)を排出しない「ゼロエミッション車」に切り替えるとの宣言を発表した。20カ国以上が賛同したが、日本や米国、中国、ドイツは加わらなかった。2大市場である米中の不参加で、温室効果ガス削減の効果は不透明とみられる。

「ゼロエミッション車100%への移行加速のCOP26宣言」と銘打たれた文書では、世界全体で40年までに、主要市場では遅くとも35年までに新車販売の全てをゼロエミッション車にする目標が明記された。ゼロエミッション車には、電気自動車(EV)などが含まれる。

宣言は英国がCOP26の成果として各国に働き掛け、カナダ、イスラエル、オランダ、スウェーデンなどが賛同した。

日本は35年までに新車販売をハイブリッド車(HV)を含む電動車にする方針を掲げているが、宣言はHVをゼロエミッション車に含めていないため、今回の参加は見送ったとみられる。萩生田光一経済産業相は10日の記者会見で「地域性や国の事情を含め、最善の方策をとっていくことが必要だ」とした上で、不参加は「決して後ろ向きな話ではない」と強調した。

一方、宣言では自動車メーカーの取り組みとして、主要市場で35年までの切り替えを目指すことも盛り込んだ。米国のゼネラル・モーターズ(GM)や独メルセデス・ベンツなどが賛同したが、日本メーカーは参加していない。