自動航行船を無線で充電 商用化に向け実証実験

岸に近づくと無線で充電される自動航行船。右端が充電システム=10日、堺市(黒川信雄撮影)
岸に近づくと無線で充電される自動航行船。右端が充電システム=10日、堺市(黒川信雄撮影)

小型無人機「ドローン」のように無人で航行できる「自動航行船」のシステムを開発するベンチャー、エイトノット(堺市)などは10日、同市内の堺旧港で、無線で充電できる設備を利用する自動航行船商用化に向けた実証実験を行った。

エイトノットの自動航行船は、衛星利用測位システム(GPS)やカメラ、高性能センサーなどを搭載し、障害物を避けながら目的地まで航行することができる。電動のため、一般的なディーゼルエンジンの船と比べて温室効果ガスの排出がゼロで、騒音もほとんどないのが特徴だ。

堺旧港には、小型電動船の開発会社などが、太陽光発電による電力を利用して船を無線で充電できる設備を設置。自動航行船は、着岸するだけで自動で充電される。

エイトノットなどはこれらの技術を活用し、2025年大阪・関西万博で来場者の輸送サービスを展開したい考えで、同社の木村裕人最高経営責任者(CEO)は「法整備などが必要だが、ぜひ万博で来場者を運ぶ次世代サービスを展開したい」と語った。