浪速風

ガス削減 せめぎあい

2日、英北部グラスゴーで開かれたCOP26に出席する各国首脳(AP)
2日、英北部グラスゴーで開かれたCOP26に出席する各国首脳(AP)

国際的な地球温暖化対策を話し合うため英グラスゴーで開かれているCOP26で、焦点の一つとなっているのが市場メカニズムだ。二酸化炭素(CO2)の排出削減量を取引する仕組みで、先進国が途上国の再生可能エネルギー導入などCO2排出削減に協力した場合、一部を自国の実績に加算できる。双方にメリットがあるが、交渉は難航している

▼ルールに抜け穴があれば、温暖化対策の免罪符に使われかねないからだ。削減量を二重カウントしない仕組みをどうするか、既存のよく似た制度との整合性をどうとるか、など各国の利害が絡む問題をクリアする必要がある

▼参考になるとされるのが、日本が実践している二国間クレジット制度(JCM)。石炭火力廃止を明言せず批判を浴びる日本だが、リーダーシップをとれるかも。実にややこしい温暖化対策。交渉の遅れに怒りの声を上げる若者たちの気持ちは分かるが、一筋縄ではいかないことは多い。