アジアの女神ずらり 龍谷ミュージアムで展覧会

アジアの女神たちが並ぶ会場=京都市下京区
アジアの女神たちが並ぶ会場=京都市下京区

インドや中国など、アジア各地で信仰されている女神像を集めた特別展「アジアの女神たち」が龍谷ミュージアム(京都市下京区)で開催されている。豊穣(ほうじょう)や多産のほか、文芸や音楽といったさまざまな願いを託された女神像が並ぶ。23日まで。

仏教とも深いかかわりがあるハーリーティー倚坐像(龍谷ミュージアム提供)
仏教とも深いかかわりがあるハーリーティー倚坐像(龍谷ミュージアム提供)

ミュージアムが開館10周年を迎えたことを記念して企画された。ドゥルガーは、近年の研究で弁財天の源流の一つだと判明したヒンズー教の戦闘女神。展示される立像(木像、高さ約180センチ)は、弓やほら貝を持つ6本の腕や長い首飾りが彫られており、美しさと力強さを楽しむことができる。また、インド神話では「ハーリーティー」と呼ばれ安産や子育ての女神として親しまれている鬼子母神の絵巻(室町時代、重要文化財)といったインド神話と仏教のつながりが感じられる女神像など150点が勢ぞろいした。

 弁財天との共通点を持つヒンズー教の女神、ドゥルガー(国立民族学博物館所蔵)
弁財天との共通点を持つヒンズー教の女神、ドゥルガー(国立民族学博物館所蔵)

学芸員の岩井俊平さん(45)は「女神の知られざる新たな一面を見て、長い歴史の中で変化する女神の姿をごらんいただきたい」と話していた。

午前10時~午後5時(入館は午後4時半まで)で、月曜休館。入館料が必要。

問い合わせは同館(075・351・2500)(鈴木文也)