自民党細田派(清和政策研究会)は9日、党本部で派閥幹部らの臨時会合を開き、衆院議長に選出されることが内定している現会長の細田博之元幹事長の後任として、安倍晋三元首相に会長就任を要請する方針を全会一致で決めた。
安倍氏は平成24年の第2次安倍政権発足前に前身の町村派を退会しており、10日に派閥幹部らが安倍氏に派閥への復帰と会長就任を要請する。安倍氏が了承すれば、11日の派閥会合で正式に決定する。
会合後、同派事務総長を務める西村康稔元経済再生担当相は記者団に「(安倍氏に)受けていただけるものと期待している」と説明。安倍氏を会長に迎えることで「ぜひ首相としての経験を踏まえながら、やり残した課題や今の課題に正面から向き合ってもらい、日本を引っ張っていく政策研究会でありたい」と述べた。