正論

吉田茂が願った「日米英政治提携」 東洋学園大学教授・櫻田淳

米英豪3カ国の新たな安全保障枠組み「AUKUS(オーカス)」創設をめぐり、バイデン米大統領(左)らとの記者会見にオンライン形式で臨むジョンソン英首相(AP)
米英豪3カ国の新たな安全保障枠組み「AUKUS(オーカス)」創設をめぐり、バイデン米大統領(左)らとの記者会見にオンライン形式で臨むジョンソン英首相(AP)

去る9月、米英豪3カ国は、新たな安全保障枠組み「AUKUS(オーカス)」樹立に踏み切った。オーカスの枠組みからは、19世紀には「覇権国家」として君臨した英国、そして20世紀以降にはその座を継いだ米国にとって、「世界がどのように認識されているか」の一端が垣間(かいま)見えた。

櫻田淳氏
櫻田淳氏

強固な米英豪の関係

オーカスは、米国を実質上の盟主とする「西方世界」同盟網の中で各国が占める位置を炙(あぶ)り出した。それは、徳川幕藩体制に例えれば、凡(おおよ)そ、次のようなイメージであろう。

すなわち、「御三家=米英豪各国」、「親藩衆=カナダ・ニュージーランド(ファイブ・アイズ構成国)、イスラエル」、「譜代衆=フランス」、「準親藩外様衆=西方筆頭・ドイツ、東方筆頭・日本」、「一般外様衆=英仏独各国を除く他の北大西洋条約機構(NATO)構成国、韓国・フィリピン・台湾を含むインド・太平洋方面同盟国、サウジアラビアを筆頭とする中東方面同盟国」、「客分=インド」といった塩梅(あんばい)である。

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