オバマ元米大統領がCOP26で演説 中露やトランプ氏を批判

8日、英グラスゴーで演説するオバマ元米大統領(ロイター=共同)
8日、英グラスゴーで演説するオバマ元米大統領(ロイター=共同)

【グラスゴー(英北部)=板東和正】米国のオバマ元大統領が8日、英北部グラスゴーで開催中の国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)で演説し、中国とロシアの気候変動対策について「計画の緊急性が欠如しており、危険なことだ」と指摘した。

オバマ氏は演説で、中国の習近平国家主席とロシアのプーチン大統領が、1~2日に開催されたCOP26首脳級会合を欠席したことに触れ「落胆している」と述べた。十分な気候変動対策を取るための「残された時間はなくなりつつある」とし、各国政府や産業界に抜本的な措置への協力を求めた。

若い世代に対しては「対策の遅れにいらだつ権利がある」とし、状況改善のための行動に「そのいらだちを利用しよう」と訴えた。

オバマ氏が米大統領だった2015年当時、気候変動対策の国際枠組み「パリ協定」が採択された。しかし、その後、トランプ政権が協定から離脱。バイデン政権が今年2月、協定に正式復帰した。

オバマ氏はトランプ前大統領について「パリ協定からの一方的な離脱を決めたことで、私たちのいくつかの進歩が止まった」と非難した。