10月貸出残高0・9%増 返済一服、円安も影響

日本銀行本店=東京都中央区
日本銀行本店=東京都中央区

日銀が9日発表した10月の貸出・預金動向(速報)によると、国内銀行と信用金庫を合わせた月中平均の貸出残高は、前年同月比0・9%増の577兆8579億円だった。企業による借入金返済の動きに落ち着きが見られたことに加え、円安の影響で外貨建て融資の円換算の残高が膨らんだ。

国内銀行は前年同月比0・8%増の501兆5251億円。このうち大手銀などの「都銀等」は0・6%減の230兆187億円となった。地方銀行と第二地方銀行の合計は2・1%増の271兆5064億円。

都銀と地銀・第二地銀を合わせた実質預金と譲渡性預金の残高は4・7%増の830兆628億円。新型コロナウイルス禍で個人消費が抑えられたことや企業の収益改善により高水準が続いた。