米GE、3社に分割 経営立て直しへ重点分野に集中

米電機大手ゼネラル・エレクトリック(GE)のロゴ(ロイター)
米電機大手ゼネラル・エレクトリック(GE)のロゴ(ロイター)

【ワシントン=塩原永久】米ゼネラル・エレクトリック(GE)は9日、経営立て直しのため会社を3社に分割すると発表した。航空、医療機器、電力の事業ごとに分社化し、それぞれ上場企業とする計画だ。日本の東芝も3つの企業に分割する検討を進めていることが明らかになったばかり。日米で幅広い事業を抱える複合経営の巨大企業が節目を迎えている。

計画によると、GEは2023年初めに医療機器部門を切り離した上で、再生可能エネルギー事業や電力事業などを束ねて24年初めに分社化する。GEの名称は航空機部門として残す。

カルプ最高経営責任者(CEO)は声明で、3社に分割することで「それぞれ(事業を)集中させ、戦略の自由度を高める恩恵が得られる」と説明した。

GEは白熱電球を発明したトーマス・エジソンが創業者。総合電機大手として事業の多角化を進めたが、家電事業や金融事業などから次々と撤退。新型コロナウイルス危機で主力の航空機エンジンの需要が急減したのを受け、リストラを加速していた。複合経営は事業運営の効率が悪いとして投資家からの圧力が強まっていた。