夫婦殺傷、ベトナム国籍の実習生が否認 水戸地裁初公判

水戸地方裁判所
水戸地方裁判所

令和元年8月に茨城県八千代町の住宅で、住人の夫婦を殺傷したとして、殺人などの罪に問われたベトナム国籍の農業実習生、グエン・ディン・ハイ被告(23)は9日、水戸地裁(中島経太裁判長)の裁判員裁判初公判で「誰も殺していないし、けがもさせていない」と起訴内容を否認した。

検察側は冒頭陳述で「現場の床で見つかった血液の付いた足跡が、ハイ被告のものと一致した」と指摘。事件前日に包丁を購入し、周辺の土地勘があったことなどからも被告の犯行が極めて強く推認されるとした。

弁護側は、被告が被害者宅に立ち入ったのは事実だが、別の人物が犯行に及んだ後だったと主張。

起訴状などによると、ハイ被告は元年8月24日、八千代町の住宅で大里功さん=当時(76)=の胸などを包丁で複数回突き刺して殺害、妻、裕子さん(76)の首や腹などを刺して重傷を負わせたとされる。