フロンガス未処理でエアコン解体 東京スバルなど摘発

警視庁=東京都千代田区
警視庁=東京都千代田区

エアコンに使用されているフロンガスを回収せず、取り外す際に大気に放出したなどとして、警視庁生活環境課などは9日、フロン排出抑制法違反の疑いで、東京都の解体業者「興建総業」の男性役員らと、自動車販売会社「東京スバル」の男性社員の計3人と、法人としての両社を書類送検した。3人は容疑を認めている。警視庁による同法での摘発は初だという。

興建総業の書類送検容疑は、3月5日から8日までの間、八王子市大和田町の東京スバル販売店の解体工事で、エアコンに冷媒として充填(じゅうてん)されているフロンを回収しないまま重機で取り外し、フロンを大気中に放出したとしている。

東京スバルの書類送検容疑は、2月6日から3月8日までの間、フロン回収業者へフロンを引き渡すことを下請け業者に委託する際、委託確認書を交付しなかったとしている。

生活環境課によると、同課などが3月に行った都内の解体工事現場へのパトロールをきっかけに都が調査し、フロンの未回収と、委託確認書の未交付が発覚した。興建総業はフロン回収業者へ支払う費用を浮かせるため、そのままエアコンを取り外していたという。