日立造船がメタネーション実証施設運用開始 脱炭素に期待

日立造船が公開したメタネーション実証設備=大阪市
日立造船が公開したメタネーション実証設備=大阪市

日立造船は9日、大阪市内に新設した水素関連事業の拠点を公開し、水素と二酸化炭素(CO2)から都市ガスの原料メタンを合成する「メタネーション」の実証設備を披露した。同社は令和7年ごろをめどに、設備の企業向けへの出荷を始める考えだ。

拠点は大阪市の築港工場内で10月に完成し、このほど本格運用を始めた。この設備を24時間体制で1年間稼働させた場合、200トンのCO2をメタンに変えることができるという。同社技術研究所の安田俊彦所長は「まずは生産プロセスの中でどうしてもCO2が発生するような企業で使っていただければ」と話した。

メタネーションは、水を電気分解して発生させた水素をCO2と反応させてメタンを合成する技術。2050年に温室効果ガス排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラルの実現に貢献する技術として有力視されている。

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