西日本FHは増収増益 3年9月中間決算

令和3年9月中間連結決算を発表する西日本フィナンシャルグループの村上英之社長
令和3年9月中間連結決算を発表する西日本フィナンシャルグループの村上英之社長

西日本フィナンシャルホールディングス(FH)が9日発表した令和3年9月中間連結決算は、一般企業の売上高にあたる経常収益が前年同期比5・4%増の700億円、最終利益が同65・8%増の156億円と増収増益だった。好調な株式市場を背景に有価証券の運用益が増えたことや信用コストの大幅減が利益を押し上げた。

新型コロナウイルスに対応した資金繰り融資などが前年同期に膨らんだ反動で貸出金利息は減少した一方、有価証券利息配当金が増えたため、資金利益は同5・2%増の481億円だった。信用コストは、前年同期に新型コロナの影響を懸念して保守的に積み増していたため、同38億円減の4億円に収まった。

傘下の西日本シティ、長崎両銀行とも増収増益だった。

4年3月期の通期は、中間決算を受けて、最終利益の予想を5月に公表していた205億円から235億円(前期比29・9%増)に上方修正した。ただ、信用コストは、新型コロナの影響が不透明なことなどから、西日本シティ銀単体で60億円の当初予想を据え置いた。

村上英之社長は、記者会見で「中期経営計画で注力している施策が実績に結び付き、手応えを感じる決算だ」と評価した。