岡山「正論」友の会第25回講演会が9日、岡山市北区のANAクラウンプラザホテル岡山で開かれ、評論家の江崎道朗(みちお)氏が「米中対立と日本の行方-日本の味方は増えている」と題して講演した=写真。
江崎氏は、中国が台湾への圧力を強め、北朝鮮がミサイル武装を強化する現状について「米軍だけで止めることはできない。日本がアジアの拠点として米国や台湾を支える必要がある」と指摘。中国に対抗するには「外交とインテリジェンス、経済を加えた総合的な安全保障戦略が必要だ」と述べた。
また、第2次安倍晋三政権発足以降、政府が対中政策を念頭に法整備などを進め、各国と連携を深めてきたことを評価。「日本人は自国を過小評価することなく、今後も経済成長できるようにしていくべきだ」と強調した。
講演会は、感染症対策を徹底して開催された。