暗号資産詐取6人再逮捕 虚偽説明の疑い、被害20億円か

大阪府警本部=大阪市中央区
大阪府警本部=大阪市中央区

マッチングアプリで出会った男性に対し、実際には価値のない独自の暗号資産(仮想通貨)への投資を持ち掛け、広く流通している暗号資産「ビットコイン」などをだまし取ったとして、大阪府警などは8日、詐欺容疑で、東京都新宿区、ウェブ広告会社社長の山田大紀容疑者(26)ら男女6人を再逮捕した。府警は認否を明らかにしていない。

府警サイバー犯罪対策課によると、昨年7月~今年11月に全国の延べ約1500人が計約20億円をだまし取られたとみられることが判明。同課は山田容疑者らが約50人のグループで営業活動をしていたとみて全容解明を進める。

6人の再逮捕容疑は共謀し、令和元年8月~2年9月、女性を装ってマッチングアプリで出会った東京都や愛知県に住む30~40代の男性5人に対し、独自に開発した暗号資産について架空の事業計画を元に「将来値上がりする」などと噓を言って販売。対価として客の仮想通貨「ビットコイン」など現金約4千万円分をだまし取ったとしている。

同課によると、山田容疑者らが扱っていた暗号資産は実際には価値のないもので、交換で得たビットコインなどを取引所で現金化していた。男性への電話の際は、女性の声色に変えるボイスチェンジャーアプリを使っていたという。

6人は国に無登録で暗号資産の交換業務を営んだとして、10月に資金決済法違反容疑で逮捕されていた。