来年試験から物理化学除外 海保大学校、人材確保狙い

海上保安庁による不審船対応訓練
海上保安庁による不審船対応訓練

海上保安庁は8日、来年実施の海上保安大学校(広島県呉市)の学生採用試験で、学科試験からこれまで必須としていた物理または化学の科目を除外すると発表した。数学と英語の2科目となる。理系科目を減らすことで受験者の間口を広げ、優秀な人材確保につなげるのが狙い。

海保によると、来年の学科試験は10月下旬を予定している。公務員として必要な基礎能力についての筆記試験と作文試験などは例年通り実施する。受験資格は高校卒業から2年以内。

今年は定員65人に対し、受験の申込者は368人だった。令和2年の申込者は440人、元年は473人と、近年やや減少傾向にある。

海上保安大学校は海保の幹部養成機関で、入学と同時に国家公務員の身分となり、給与が支給される。本科4年に加え、専攻科と国際業務課程を合わせた4年9カ月の教育を受ける。