許可必要な面積指導せず 盛り土会社に県と熱海市

静岡県熱海市で発生した大規模土石流の起点(共同通信社ヘリから)
静岡県熱海市で発生した大規模土石流の起点(共同通信社ヘリから)

静岡県熱海市で7月に発生した大規模土石流の起点で不適切な盛り土をしたとされる不動産管理会社(神奈川県小田原市)が平成21年12月、造成面積が都道府県知事の許可を必要とする1ヘクタールを超える「約1・2ヘクタール」と熱海市に申告したにもかかわらず、県と市が「正式な文書」として扱わず、是正を指導していなかったことが8日、県などへの取材で分かった。

県は起点の土地所有者への一連の対応が適切だったかどうか検証を進めており、県東部農林事務所の藤本拓也治山課長は取材に「指導しなかった理由は分からない。検証結果を待つ」と話した。

森林法は、造成面積が1ヘクタールを超える場合は知事の許可を得なければならないと規定。無許可で盛り土をした場合、植栽を指示するのが一般的だ。一方、1ヘクタール以下の場合は市町村への届け出で済み、許可は必要ない。