イラン、米に核合意維持の確約要求へ 協議難航は必至

イラン国旗(ロイター)
イラン国旗(ロイター)

【カイロ=佐藤貴生】イラン外務省の報道官は8日、イラン核合意の再建を目指して29日に再開する予定の当事国会合を前に、米国に「二度と核合意から離脱しない」との保証を求める方針だと述べた。ロイター通信が伝えた。無条件で核合意維持を求めるイランの要求は米国には受け入れがたく、協議の難航は必至だ。

4月に始まった米国とイランの間接協議では、合意から逸脱したイランの核開発の制限と米国の制裁解除を並行して交渉してきた。しかし、イランでは大統領選で勝利した反米保守強硬派のライシ師率いる政権が8月に発足。穏健派のロウハニ前政権より強硬姿勢で協議に臨むとの見方が強まっていた。

報道官はまた、米国にすべての制裁を解除するよう改めて要求。当初から進展の期待に乏しかった会合の行方は、いっそう不透明になった形だ。