「厳選みかん」和歌山・有田で出荷本格化

出荷が本格化している「厳選みかん」=和歌山県広川町
出荷が本格化している「厳選みかん」=和歌山県広川町

甘味の強いミカンを選んで付加価値を高めた「厳選みかん」の出荷作業が、和歌山県の主産地・有田地域で本格化している。県によると、出荷のピークは12月中旬ごろ。

広川町のJAありだAQマル南選果場では7日、県内で収穫量の多い早生ミカンを厳選して出荷する作業がスタート。JAありだの職員らが、糖度11度以上の甘味の強いミカンを選別する作業をした。傷がついたりカビの付着したりしたミカンを手作業で取り除いた後、センサー機器で糖度を測定。甘味や色艶など一定基準を満たしたミカンを次々に箱詰めした。

厳選みかんは、県産ミカンのブランド価値向上を目的に、県とJAが平成27年から連携して出荷に取り組んでいる。県によると、昨年度、JAを通じて出荷したミカン約6万3千トンのうち厳選みかんは約4万2千トンで、全体の約67%を占めている。

今シーズンのミカンの出来について、県果樹園芸課の担当者は「夏の長雨で糖度が心配されたが、9月以降は好天に恵まれ、しっかり甘味がのり、酸味とのバランスも良好」と話している。

県産ミカンは京阪神や関東方面にも多く出荷されており、今後も厳選みかんの出荷量を増やしていく方針。