管理者、業務を熟知と指摘 軽井沢バス事故公判で検察

バス運行会社社長の高橋美作被告
バス運行会社社長の高橋美作被告

大学生ら15人が死亡、26人が重軽傷を負った長野県軽井沢町のスキーバス事故で、業務上過失致死傷罪に問われた運行会社の社長高橋美作被告(60)と運行管理者だった荒井強被告(53)の公判が8日、長野地裁(大野洋裁判長)で開かれた。検察側は両被告が講習を受けるなどして運送事業者としての知識が豊富だったと指摘した。

検察側は証拠調べで、両被告が独立行政法人「自動車事故対策機構」による運送事業者向け講習を長年受けていたことを指摘。荒井被告は運行管理者としての知識が豊富で、安全運行に必要な業務を熟知していたと強調した。

起訴状によると、高橋被告は死亡した土屋広運転手が大型バスの運転経験が少ないと報告を受けていたのに荒井被告を指導監督せず、運転手に技量を習得させるのを怠ったまま業務に従事させたとされる。荒井被告は運転手から大型バスの運転に不安があると聞いていたにもかかわらず、必要な訓練や試験をしないまま運転させたとされる。