「迫り」「ちょんぱ」京都・南座で秋の体験ツアー

舞台の一部が上昇する「迫り」を体験する参加者たち=京都市東山区
舞台の一部が上昇する「迫り」を体験する参加者たち=京都市東山区

登録有形文化財の京都・南座(京都市東山区)で、普段は見ることができない舞台の裏側などを見学し、実際に体験するツアーが開催されている。参加者は舞台上で役者気分を満喫しており、主催する松竹は参加者を募集している。17日まで。

ツアーは平成25~27年に開催されていた。新型コロナウイルス禍で公演が中止になる中、業界を盛り上げたいと、昨年復活。今年は春に続いて2回目となる。

ツアーでは、花道を通って舞台に上がり、時計回りに回転する「廻り舞台」や高さ180センチまで上昇する「迫(せ)り」などを体験。4日の午前11時の回には、男女約40人が参加し、真っ赤な紅葉が背景となった舞台上で、役者気分を味わい笑顔を見せていた。また、ツアーの最後には、緞帳(どんちょう)が上がり、照明によって暗闇の中から突然役者が姿を現すように見える「ちょんぱ」も体験。参加者からは「すごい」と感嘆の声が漏れていた。

左京区の藤本哲夫さん(72)は「高いところから客席を見渡すことができ面白かった。舞台装置が精巧に作られていて感心した」と笑顔で話した。

1日5回開催(所要時間約30分)で各回定員42人。9日は休館。1500円が必要。電話予約はチケットホン松竹(0570・000・489)、Web購入はチケットWeb松竹。当日券は南座切符売り場で販売する。(鈴木文也)