オリンピックと同じで、選挙も終わってしまうと一気に関心が失われる。
『週刊文春』(11月11日号)が特集で「衆院選『虚星堕つ』」、『週刊新潮』(11月11日号)も同じくワイドで「赤絨毯『不合格者』たちの後始末」。
甘利明、石原伸晃、平井卓也、それに小沢一郎氏らをあげつらっているわけだが、これといった話はない。
『文春』では自民党の石破茂元幹事長が甘利前幹事長に当てこすって、
〈「選挙に不安を抱えている人が幹事長になったことは一度もない(中略)私も幹事長の時に総選挙をやったけど、もちろん一日も(選挙区に)帰ってない。人を助けるのが幹事長です。人の足を引っ張るのが幹事長ではない」〉
だから嫌われるんだよ。
その『文春』、先週号(11月4日号)「緊迫176選挙区徹底予測 衆院選『最終当落』」では自民は45議席減の231議席で単独過半数を割り込む。立憲は27議席増の137議席。
これについて今週の『文春』、ひと言の釈明もナシ。
ちなみに週刊誌の予測でいちばん最終結果に近かったのは『サンデー毎日』(10・24)、三浦博史氏(選挙プランナー)の予測で、自民257だった。
小室圭さん、ニューヨーク州司法試験不合格で、また週刊誌が大騒ぎ。
『文春』は「小室圭さん『本当の実力』」、『新潮』は「どこまで続く『小室劇場』全国民を欺いた『不合格』で『眞子さん』の悲劇」。
『新潮』で〈秋篠宮家の事情を知る関係者〉が(誰だよ⁉)、
〈「結果を待たずに入籍を急いだのは、まるで〝詐欺婚〟のようなもの。断腸の思いで眞子さんを送り出されたご夫妻からすれば、〝一体どういうことなのか〟と、騙されたようなお気持ちでおられることだと拝察いたします」〉
最近では週刊誌のネタになることも少ない朝日だが、今週は『文春』がスクープ「朝日新聞33歳記者が〝上層部批判〟を遺して自殺した」。
経済部ホープ、自殺の原因は本人しかわからないだろうが、上司の経済部長は既に〈極めて異例〉の異動。
朝日は「なお調査を続けて」いるそうだ。(月刊『Hanada』編集長)