産経抄

11月7日

新約聖書にお金にまつわる話がある。旅に出る主人が3人の下僕を集め、能力に応じAに5タラント、Bに2タラント、Cに1タラントの財産を預けた。1タラントは労働者の日当6千日分に相当する大金である。

▼AとBは才覚を働かせて財産を倍にし、Cはお金を土に埋めて帰りを待った。旅から戻った主人は、一銭も手を付けなかったCの律義さより理財に知恵を絞った2人を褒めている。貨幣単位のタラントが後に「才能・技量」の意味を持つのは、この話の影響という。

▼お察しの通り、「タレント」の語源である。日本ではテレビなどで活躍する芸能人をそう呼んでいる。弁舌と立ち回りの機転で場を盛り上げ、笑いを取る腕はなるほど「才能」に違いない。いま話題の的となっているその人については、見方の割れるところだろう。

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