阪神、今季最後の一戦も拙攻拙守 CS敗退が決定

【阪神-巨人】一回2死一、三塁の好機で三振に倒れる阪神の大山。期待を背負っての出場だったが、無安打に終わった=11月7日、甲子園(水島啓輔撮影)
【阪神-巨人】一回2死一、三塁の好機で三振に倒れる阪神の大山。期待を背負っての出場だったが、無安打に終わった=11月7日、甲子園(水島啓輔撮影)

後半戦の戦いぶりを象徴するような敗戦で、阪神の今季が終わった。7日に行われたクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第2戦。好機であと一本が出ず、拙守が投手の足を引っ張る。本拠地甲子園で巨人に連敗を喫しての終戦に、矢野監督は「チーム全体の成長も、僕自身の成長も必要」と声を振り絞った。

第1戦から先発メンバーを大幅に入れ替え、調子を落としていた大山や佐藤輝、梅野をオーダーに復帰させた。「(今季の戦いは)彼らがいてくれたからこそ、という思いがあった」と指揮官。佐藤輝は二回に先制の二塁打を放ち、中野の適時打も出て2点を先行した。

だが、その後は決定打を欠き、11安打を放ちながらも13残塁。4番に座ったマルテは一、六回の好機で倒れ、5番大山のバットからも快音は聞かれなかった。

チーム失策数86と4年連続12球団ワーストの拙守も、勝負どころで出た。先行した直後の三回の守りで、中野が先頭の吉川の遊ゴロをはじいた。無難な立ち上がりを見せていた先発青柳はそこから4安打を浴びて3失点KO。1点を追う八回も、大山の失策から決定的な1点を失った。

矢野監督は「結果的にミス、エラーが点になっている。反省してレベルアップしていかないとだめだなと思う」とつぶやいた。チームの課題を露呈し、大きな失意とともに3季目を終えた。 (上阪正人)