御朱印巡り

選挙の候補者も必勝祈願 新潟県長岡市 金峯神社

鉱山の神様を祭る金峯神社=新潟県長岡市(本田賢一撮影)
鉱山の神様を祭る金峯神社=新潟県長岡市(本田賢一撮影)

新潟県長岡市の信濃川右岸にあり、1300年超の歴史を持つ金峯(きんぷ)神社。古来より武将が必勝祈願に訪れたことで知られる。平安時代の武将、源義家公が奥州(東北)に戦に向かう際、勝利を祈願して、馬を走らせながら的を射る流鏑馬(やぶさめ)を奉納したとの言い伝えがある。そのなごりで、毎年7月15日に流鏑馬の神事が執り行われている。昨年と今年は新型コロナウイルスの影響で中止になった。

戦いで必勝を願う気持ちは今も同じ。桃生(ももお)鎮雄宮司(50)によると、「衆院選や知事選などで必勝祈願に訪れる候補者もいる」という。

神社の歴史は古く、元明天皇が和銅2(709)年、奈良県吉野町にある修験道の中心寺院「金峯山寺」の本尊、蔵王権現(ざおうごんげん)を長岡市で祭るよう命令し、同市の山間地に大きな寺院を創建したのが始まりという。修験道は、山岳での修行を重視する日本独自の仏教。

その後、鎌倉時代の仁治3(1242)年、地元の又倉(またくら)神社と一緒になり、仏教と神道が融合した信仰対象に。寺社は山間地から現在の信濃川右岸へ移った。拝殿の前には樹齢約800年の大ケヤキが御神木として祭られており、「この木は当時からあったとされる」。

創建以来、「蔵王権現」という名称を名乗っていたが、慶応4(1868)年に神仏分離令が施行され、金峯神社に名前を改めた。