阪神、作戦も見透かされ零封負け 2万人の甲子園で沈黙

【阪神ー巨人】 八回、三振に倒れる阪神の佐藤輝。2万人を超える観衆の前で打線が沈黙した=11月6日、甲子園球場(村本聡撮影)
【阪神ー巨人】 八回、三振に倒れる阪神の佐藤輝。2万人を超える観衆の前で打線が沈黙した=11月6日、甲子園球場(村本聡撮影)

今季初めて観客が2万人を超えた甲子園。セ・リーグのクライマックスシリーズのファーストステージ第1戦で巨人と対戦した阪神は、打線が金縛り状態だった。巨人の先発は短期決戦の経験が豊富な菅野。先制点は与えたくなかった中で高橋が先に失点し、攻撃が余計に硬くなった。

五回にようやくマルテが安打で出塁し、次の糸原の2球目。相手バッテリーはエンドランを見透かしたように捨て球で外し、スタートを切ったマルテは二塁でタッチアウト。作戦が見破られた矢野監督は「こっちとしても対策はしていく」と反省の弁を述べた。

六回2死二、三塁の好機も近本が遊飛に倒れるなど突破口は開けず、散発5安打で零封負けを許した。チームは追い込まれ、近本は「明日勝つしかない。チーム全員でやり返せるように頑張る」と声を振り絞った。

巨人は助っ人ウィーラーにも犠打を命じて得点をもぎ取るなど、開き直って戦う姿勢を示した。阪神ナインも目の前の一球への執念をみせなければならない。(上阪正人)