フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第3戦、イタリア大会は5日、トリノで開幕し、男子ショートプログラム(SP)で昨季の世界選手権2位の鍵山優真(オリエンタルバイオ・星槎)は4回転ジャンプのミスが重なり、80・53点で7位と出遅れた。
男子で注目の鍵山は最終滑走のSPでつまずいた。演技前の6分間練習で4回転サルコーが不調になり「ミスしたらどうしよう」と不安に襲われたという。本番でも着氷が乱れると「パニックになった」と予定した4回転―3回転の2連続トーループは単発の3回転になり、失敗の連鎖にがっくりと肩を落とした。
首位の金博洋とは17・36点の大差。フリーは「思いきってやるしかない」と気持ちの切り替えに必死だった。(共同)