長崎に韓国人原爆犠牲者慰霊碑 除幕式に駐日韓国大使

慰霊祭であいさつする韓国の姜昌一駐日大使=6日午前、長崎市(中村雅和撮影)
慰霊祭であいさつする韓国の姜昌一駐日大使=6日午前、長崎市(中村雅和撮影)

長崎原爆で犠牲になった朝鮮半島出身者を追悼する「韓国人原爆犠牲者慰霊碑」が長崎市の平和公園に建立され、6日、除幕式が開かれた。碑をめぐっては、在日本大韓民国民団(民団)長崎県本部を中心にした建立委員会によって、平成26年に公園を管理する市に対し、旧日本軍による強制労働と虐待を批判する碑文を刻むとする許可申請が出されていた。

碑文は当初の申請から大きく変わった。「強制」の文言は外れ、「戦争の末期には労働者、軍人・軍属として本人の意思に反して徴用・動員される事例が増え、それまでの移住者を含め長崎県在住同胞は約7万人」とするにとどめた。建立委の姜成春委員長は「見解の相違で(市との交渉は)進展がみられなかったが、粘り強く協議を重ねた結果」とした。

除幕式や、その後の慰霊祭には韓国の姜昌一駐日大使や民団関係者らが出席。姜大使は式典後、産経新聞の取材に対し「『自己意思に反して』ということは強制でしょう」と述べ、今回の慰霊碑には「旧日本軍による強制連行が行われた」との意味が残っているとの認識を示した。

■歴史問題の政治利用に残る懸念 長崎の韓国人原爆犠牲者慰霊碑

会員限定記事会員サービス詳細