<動画あり>大入り願い「まねき書き」 京都・南座の顔見世興行

「吉例顔見世興行」を前に公開された「まねき書き」=6日午前、京都市左京区(渡辺恭晃撮影)
「吉例顔見世興行」を前に公開された「まねき書き」=6日午前、京都市左京区(渡辺恭晃撮影)

京都市東山区の劇場「南座」で例年12月に行われる歌舞伎公演「吉例顔見世(きちれいかおみせ)興行」に向け、出演俳優の名前を看板に墨書する「まねき書き」の作業が6日、妙伝寺(同市左京区)で報道関係者に公開された。太い線が特徴的な「勘亭流(かんていりゅう)」という書体で「隙間なく客が入るように」との願いを込めている。

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看板は縦約180センチ、横約30センチのヒノキ板。約50枚を仕上げる。この日は書家の井上玉清(ぎょくせい)さん(76)が筆をとり、ゆっくりと片岡仁左衛門さんの名前を書き上げた。「いつものように大入りを願って書きました。まねきを見て明るい気持ちになってほしい」と笑みを浮かべた。昨年11月、南座の顔見世に長年出演してきた坂田藤十郎さんが88歳で死去。「大きな看板がなくなった。ずっと書いてきた名前がなくなり、さみしい」と悼んだ。