原坂一郎の子育て相談

すぐにぶら下がる2歳の息子

まもなく2歳になる息子は、ダイニングテーブルやカウンターのふちにぶら下がったり、高いところに登ったりして遊ぶようになりました。ほんの一瞬、目を離した隙に落ちて泣いています。危ないからやめさせたいけれど、何度痛い目をみてもやめません。やめさせるいい手立てはないでしょうか。

痛い目に遭っても懲りないのが1~2歳の子供の特徴ですね。特に男の子に多いのですが、何度言っても、そのつど「やりたい」の気持ちが勝るのです。

家の中だろうが外だろうが、どこでもすぐにぶら下がるのなら、危ないのでやめさせた方がいいと思いますが、家の中だけ、かつ、ぶら下がる場所が決まっているのなら、しばらくはそこだけ薄いスポンジマットなどを敷くといいと思います。保育園などでは、鉄棒の下や登り棒の下など至るところに敷いています。

「熱いやかんを触ろうとする」など、絶対にしてはいけないことってありますよね。それを1~2歳の子供に注意するときは、こんこんと言っても何も伝わりません。逆に太く短く叱ると効果があるようです。

例えば、絶対にぶら下がってはいけないところでそうしたときは、「メッ! ドッシーン、あいたた。メッ!」、熱いヤカンを触ろうとしたときは、「メッ! アチチ、メッ!」と、少々きつい言い方になってもいいので、2~3秒で叱るのです。いけない理由もちゃんと入っているので、よく伝わります。そのあとはすぐ、何事もなかったようにいつも以上の優しいパパ、ママに戻ってください。子供は「叱られたけれど愛されている」という安心感を抱きます。あなたが言うように、もちろん目を離さないようにすることも大切です。

それにしてもダイニングテーブルやカウンターには持つところなんてないはずなのに器用ですね。高い所も好きなようですし、将来は鉄棒やジャンプの名選手になるかもしれませんよ。(こどもコンサルタント)

はらさか・いちろう 23年間の保育士勤務を経て平成16年から、こどもコンサルタントとして研究・執筆・講演活動を行う。日本笑い学会理事。自他共に認める怪獣博士でもある。

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